PHOTO ARCHIVES
87 横浜(デイケアセンター)
2007年の夏は記録的な暑さだったが、その暑い最中に横浜市にある日本を代表する建築家が設計したケアセンターへ写真を撮りにでかけた。
撮影は2回に分けて行なった。最初はSANAA設計の《六ツ川地域ケアプラザ》(横浜市南区)と伊東豊雄設計の《東永谷地区センター》(横浜市港南区)、二日目はワークステーション設計の《横浜市磯子地域ケアセンター》(横浜市磯子区)と山本理顕設計の《下和泉地区センター》(横浜市泉区)にでかけた。《六ツ川》と《磯子》はケアセンターだけの施設、《東永谷》と《下和泉》はケアセンターと地区センターが併設されている。
《六ツ川》と《磯子》のケアセンターは、ともにハーフミラーのガラス素材を用いている。内部は明るく開放的ではあるが、防犯への配慮からか、外部に対してはやや閉ざされた印象を受けた。《東永谷》と《下和泉》の地区センターは、体育館、図書館、スタジオなど地域の住民が利用できる施設も併設されている。どちらの施設も利用者がたくさんいて、地域の人たちからとても愛されている事が感じられた。
→ 「公開の原則と著作権について」
前の記事:88 金沢
次の記事:86 バウハウス
Photo Archives|五十嵐太郎
INFORMATIONRSS
移動する中心|GAYA 活動メンバー募集「サンデー・インタビュアーズ」説明会(世田谷区・11/27)
ロスト・ジェネレーションによる「声」の採集《準備編》 何を好み、嫌ったのか。 いつ笑い、泣いたのか...公開レクチャー「神山に3年通って:石川初さん語り下ろし[東京編]w/若林恵、真鍋太一、西村佳哲」(渋谷区・12/5)
今年8月に徳島県神山町で開催した、石川初(いしかわ はじめ)さんの公開レクチャー「神山に3年通って...アート&メディア・フォーラム「ポスト・オープンデータ時代のカルチュラル・レジスタンス」(目黒区・12/15)
21世紀に入り、IoTや人工知能、バイオテクノロジー、ロボティクスが飛躍的に発達し、20世紀にSF...中村好文『芸術家(アーティスト)のすまいぶり』刊行記念「アーティストの住まいぶりと暮らしぶりから学んだこと」トークイベント(渋谷区・12/3)
アーティストにとって、住まいは「生き方の姿勢が、かたちになって見えるもの」(本文より)── ホンカ...展覧会「Steven Holl: Making Architecture」(品川区・11/8-1/8)
アメリカを代表する建築家、スティーブン・ホールは72歳になった現在も、ニューヨークと北京にオフィス...

HOT CONTENTS
- 10+1 website|「集まって住む、を考えなおす」シンポジウム ,山本理顕,平田晃久,長谷川豪,門脇耕三,成瀬友梨,猪熊純,
- 10+1 website|学校建築の経験と展開 小嶋一浩,赤松佳珠子,
- 10+1 website|建築の新しい位置づけ刊行記念対談:『仲俊治|2つの循環』 仲俊治,能作文徳,
- 10+1 website|「人新世(アントロポセン)」における人間とはどのような存在ですか? 吉川浩満
- 10+1 website|建築の制作論的転回〈前編〉 能作文徳,川島範久,上妻世海,
- 10+1 website|今日の、そしてこれからの地方の公共建築の望ましいあり方 山崎亮,柄沢祐輔,
2019-12-07
