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195 あいち建築──名古屋スリバチ学会編

195 あいち建築──名古屋スリバチ学会編

街は、さまざまなもので構成されている。地形、地名、歴史、建築や土木、そこに暮らす人々──これらが街としての個性や魅力をつくり出す。
「名古屋スリバチ学会」は、あいちトリエンナーレ2013の連携プログラム「SSDあいちトリエンナーレ分校」のワークショップ「名古屋凹凸地形探索」がきっかけで生まれた。同ワークショップで講師を務めた、皆川典久氏が主宰する「東京スリバチ学会」に触発されて、2014年から活動を開始した。
スリバチとはすり鉢状の地形(台地の端、または台地の内部に刻まれた、谷や窪地の凸凹〈でこぼこ〉)を指す。愛知県立芸術大学は尾張の東部丘陵地区にあり山を造成するのではなく地形を生かして建てられている。また、あいちトリエンナーレ2016の会場にもなった豊橋の水上ビルは、戦後の市街地の再開発に絡んで牟呂用水の上に建てられた珍しいビルで約800mも連なっている。
このように、地形からその上に建つ建築を見ていくのもおもしろい。ひとりで歩いているときは気付かないことも、大勢で歩くとそれぞれの視点の違いで新しく発見できるものがあり、まるで幕の内弁当のように多種多様な街の魅力を再発見できる。

今回は、名古屋スリバチ学会のフィールドワークで訪れた箇所を中心に写真をセレクトした。江戸期から昭和後期のものを古い順に紹介していく。なお写真は名古屋スリバチ学会とあい撮りカメラ部が撮影したものである。



[撮影者:水野晶彦(名古屋スリバチ学会)]

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