新堀学《天真館東京本部道場》

所在地

東京都文京区大塚

主要用途

体育館又はスポーツの練習場

設計

新堀アトリエ一級建築士事務所

構造

有限会社呉建築事務所(担当:呉 東航、小谷) 

施工

六国建設株式会社

主体構造

鉄筋コンクリート造

規模

地上3階

軒高

10,900メートル(最高高さ)

敷地面積

67.63平方メートル

建築面積

65.363平方メートル

延床面積

177.985平方メートル
1階:63.288平方メートル
2階:58.069平方メートル
3階:56.628平方メートル

 

 

 

 

計画においては外から中で何をしているかがわかりやすいよう透過する立面を道路に向かって開き、内と外が視線の交感を行なうように考えた。
仕上げは内外ともにコンクリートの打ち放しとし、素材自体の姿をそのまま見せること、また時間とともにその表情を変えていくことを積極的に考えることにした。
1階は、敷地一杯にメインの道場の空間を広く取り、2階は道場に関係する更衣室、手洗い、そして器具練習場とし、3階に道場主のプライベートな空間を、ダイニング、水周りが1坪の中庭を取り囲む形で配置し、常に屋外とセットの生活とプライバシーを両立させている。
構造は二つの壁とそれに挟まれた4枚のスラブによる壁構造で凹凸のない空間計画が実現した。2階、3階の床スラブに中空ボイドを組み込んで地震時の水平荷重を軽減した。
主構造である二枚の壁が組み手のように向き合う構成の前面からこの建物のつくられた目的である空手の「稽古の場」であることが伝わることを期待したい。

新堀 学(建築家)

 


200510

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