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DFL Research Pavilion 2017 PAFF (Projectile Acoustic Fibre Forest)(文京区・11/28-12/10)

デジタル技術が可能にするデザインと施工プロセスの一体化は、つくることを通じた個の表現を促し、建築を変えることができるか?
東京大学建築学専攻Digital Fabrication Lab(DFL)では、建築施工におけるデジタル技術の活用をテーマに、毎年実験的なパビリオンを制作しています。これまで、人間がコンピュータのナビゲーションに従って施工する人機一体3Dプリンターや人間の動きそのものを型枠に見立てたファブリケーション・システムを建築スケールで再現してきました。
DFLがデジタル技術に求めているのは、デザインや施工を効率的にする役割のみに限りません。DFLが着目しているのは、デジタル技術の媒介によってつくるという行為自体がデザイン・プロセスとなり、人間が総体として持つばらつきが建築として有機的に表現される可能性です。
本年プロジェクトPAFFは、目ではなく耳を頼りにしてつくる建築です。作業者が音のガイドを聞きながら空間的広がりや奥行きを感知し、ターゲットに繊維素材を吹き飛ばす施工システムに挑戦します。音の世界を三次元的に認識しようとする過程で表出する個人差に着目し、それが重なり合ってできる建築を目指します。
シンポジウムでは、人間の個性や多様性、人間がつくることの不確実性を楽しむプロセスとしての施工について考えます。本年プロジェクトの共同実施企業である大成建設のプロジェクト・メンバーや建築とは異なる分野でご活躍される方々をお招きし、人間がつくることとデジタル技術の関係について議論します。[ウェブサイトより]



シンポジウム
Human Centric Digital Fabrication
人間主体のデジタル・ファブリケーション
2017年12月2日 16:00-19:00(開場15:30)
東京大学工学部1号館15号講義室(定員100名先着順 入場無料)

■第1部(16:00-)
小渕祐介 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授
中野優  大成建設株式会社建築本部技術部長
佐藤淳  佐藤淳構造設計事務所主宰
     東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授
■第2部(17:30-)
権藤智之 東京大学建築生産マネジメント寄付講座特任准教授
稲見昌彦 東京大学先端科学技術研究センター教授
     JST ERATO 稲見自在化身体プロジェクト研究総括
新木仁士 ARスポーツ「HADO」開発者、株式会社meleap CAO
■総括
隈研吾  建築家、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授

パビリオン展示
2017年11月28日-12月10日 10:00-17:00
東京大学本郷キャンパス工学部1号館前広場

パネル・模型展示
2017年11月28日-12月9日 7:00-18:00 (Weekdays and Saturday)
東京大学本郷キャンパス工学部11号館1階T lounge
*12/02はシンポジウム開催に合わせ、15:00から16:00までの間、プロジェクト関係者がパビリオン及びエキシビション会場に常駐しております。

主催
東京大学建築学専攻Advanced Design Studies (T_ADS)

ウェブサイト
t-ads.org/?p=1152




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