テーマ討議 第一期を振り返る

第一期おすすめコンテンツ

五十嵐太郎+南泰裕+松田達+倉方俊輔+天内大樹

2010年1月18日 南洋堂書店 N+ギャラリー MP3 12.6MB 27'28''

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昨年11月、不慮の事故により山田幸司さんがお亡くなりになりました。建築系ラジオでは新たな協力者を加えて、2010年1月から第二期を始動します。

松田──今日は五十嵐さん南さんのほか、新たな協力者として、倉方さん、天内さんに来てもらっています。この1年数カ月のあいだに250以上のコンテンツがあがっていますが、このなかからいくつか印象的なものをあげていただければと思います。
倉方──たくさんあるのですが、これからラジオを聞き始める人には、テーマ討議の建築系ラジオ忘年会「2009年の展望を考える」。ラジオのはじまった経緯なども言及されていておもしろい。それから、建築系ラジオ新春企画「YSSK TIMEとの合同収録」の合同収録ですね。......
天内──私があげたいのは、都市系ラジオの企画会議です。著者が著書をブロークンなかたちで伝えていたのが印象的でした。美学では、ひとりの主体がつくるものや自然に対しては言及していますが、都市についてはけっこう手つかずです。だからとても興味深かった。ほかは、伊藤俊治インタヴュー。「装飾はこれからくるぞ」と発言されているんです。僕自身も最近装飾が気になっているので、ここにも装飾がおもしろいと感じている人がいるんだなと思いました。......

『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』をめぐって 1

歴史編 第一部「共同体と他者」

出口綾子(彩流社)+倉方俊輔+五十嵐太郎ほか

2010年1月18日 南洋堂書店 N+ギャラリー MP3 11MB 24'06''

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出口──2007年の春に五十嵐さんに執筆を依頼したところからはじまり、3年越しの夢がかたちになった本です。もともと建築にはあまり目がいっていなかったのですが、南さんの『ブリコラージュの伝言』をつくったのが縁で、建築家の仕事に興味をもちました。......最初は建築家の方が話す言葉はあまりわからなかったのですが、その後、五十嵐さんや南さんの本を読むようになり、是非本をつくりたいと思うようになりました。......
倉方──歴史編第一部は、一番本数は少ないけれども一番頁数が多く、長編がつまっています。五十嵐太郎という人間の20世紀の論考が集まっている。僕はほとんどの論考を初出で読んでいるので、新しい発見はなかったのですが、松岡正剛を思わせるようなすごい知識で、歴史的な価値があると思います。でもやはり、10年前の五十嵐太郎よりも、いまの五十嵐太郎の方が魅力的だと思います。......



『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』
著者:五十嵐太郎
発行:彩流社
発行日:2010年1月20日
サイズ:288頁
価格:2,310円(税込)

『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』をめぐって 2

歴史編 第二部「建築家と他者」

南泰裕+五十嵐太郎ほか

2010年1月18日 南洋堂書店 N+ギャラリー MP3 8.2MB 17'59''

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南──この本は4部構成なので、第二部は起承転結の承、つまり盛り上がりの部分です。全体のイントロ的な印象があるで、読者にとっては一番入りやすいのではないでしょうか。......ジェンダー論では女性と建築との関わりなどについて書かれています。また、自伝論では建築家の自意識、建築家とはいかなるものかが語られています......この本のタイトルにもなっている「建築はいかに社会と回路をつなぐのか」では、新しい時代の建築家像が提供されていておもしろい。僕もひとごとではないなと、身につまされるところがありました......



『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』
著者:五十嵐太郎
発行:彩流社
発行日:2010年1月20日
サイズ:288頁
価格:2,310円(税込)

全体討議 第二期始動へ向けて

第二期へ向けての5つの方針(案)

五十嵐太郎+南泰裕+松田達+倉方俊輔+天内大樹

2010年1月18日 南洋堂書店 N+ギャラリー MP3 7.1MB 15'30''

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昨年11月、不慮の事故により山田幸司さんがお亡くなりになりました。建築系ラジオでは新たな協力者を加えて、2010年1月から第二期を始動します。

松田──第二期の始動にあたって、年末くらいからコアメンバーを含めたいろいろな方にお話を聞き、方針を考えてきました。......今日は、決定事項ではありませんが、現段階でこのように考えている、ということをお話ししたいと思います。ひとつは、新コアメンバーとして倉方俊輔さん、大西麻貴さんを迎えたいと考えています。......

『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』をめぐって 3

現代編 第一部「都市の記憶」

天内大樹+五十嵐太郎ほか

2010年1月18日 南洋堂書店 N+ギャラリー MP3 8.2MB 17'59''

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天内──ここでは広場というのが大きなテーマとしてあります。政治の側から国会と最高裁判所、経済の側から日本銀行があげられていますが、どちらも広場ないことに注目されています。どうやら日本の権力的な建物は、まわりに広場があると都合が悪いらしい。例えば、赤の広場や、シャンゼリゼ、プラハのバーツラフ広場など、海外では街路を広げただけの場所があって、そこに人が集まって集会することがけっこうあるのですが、日本ではまずできません。......五十嵐さんに質問なのですが、広場に人が集まって集会する、あるいはお祭りでもいいのですが、東京において、広場がそういった役割をはたす可能性はどのくらいあると思いますか。



『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』
著者:五十嵐太郎
発行:彩流社
発行日:2010年1月20日
サイズ:288頁
価格:2,310円(税込)

『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』をめぐって 4

現代編 第二部「都市の変容」

松田達+五十嵐太郎ほか

2010年1月18日 南洋堂書店 N+ギャラリー MP3 12.9MB 28'04''

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松田──このパートは、一番分量が少ないのですが、特徴的なのは、すべて五十嵐さんが旅行したときの話しではじまっているんです。世界各国、いろんな場所の話があります。この本の帯に明快なひとことが書かれていますが、まさにこのパートは、「建築を通じて『世界』を測定する試み」なのだなと思いました。......さらに「公共空間」「文化戦略」「予防監視」「都市名所」の4つの章にわかれていますが、これらを通じて、現代都市を読み解く試みがなされているのだなと受け取りました。



『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』
著者:五十嵐太郎
発行:彩流社
発行日:2010年1月20日
サイズ:288頁
価格:2,310円(税込)

新潟三大学合同卒業設計展 Session! 2010

新しいローカリティを目指して

中谷正人+松田達+富山大学学生+新潟大学学生

2010年2月28日 新潟市内某所 MP3 9.5MB 20'43''

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松田──今日は新潟三大学合同卒業設計展 Session! 2010に中谷正人さんと来ています。今回は、中谷さんにこのセッションの総評と、新潟の地方都市で建築家や学生たちに何ができるのか? ということ中心に意見をうかがいたいと思います。
中谷──まず、全体を見ていて大きく二つの流れがありました。ひとつは、自分の身体からみて、こういう空間がほしいというもの、もうひとつは、今回話題にあがった......

出演者プロフィール

中谷正人
1948年神奈川県生まれ。1971年千葉大学工学部建築学科卒業。『新建築』編集部を経て、1988年新建築『住宅特集』編集長、1991年『新建築』編集長、1993年新建築社編集部長就任。1994年新建築社退社。現在、有限会社中谷ネットワークス代表取締役。千葉大学客員教授。

2010年夏から秋の建築展レビュー1

建築家の展覧会

彦坂尚嘉+天内大樹+五十嵐太郎+松田達

2010年9月22日 新宿御苑近辺某所 MP3 8.1MB 17'42''

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天内──最近、建築に関しての展示が、美術館や各種ギャラリー等でずいぶん広がっているようなので、それについて色々観たものについて話そうと思います。
松田──ワタリウム美術館では藤本壮介の初個展が催されています。2階、4階には大きな模型が展示されていて、3階では独立以前からのプロジェクトが紹介されています......

出演者プロフィール

彦坂尚嘉
1946年生まれ。ブロガー。美術史批評家。立教大学大学院特認教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会幹事。気体分子ギャラリー主宰。

天内大樹
1980年東京生まれ。2008年東京大学大学院(美学芸術学)博士課程単位取得満期退学。現在日本学術振興会特別研究員(PD、大阪大学)、國學院大学兼任講師。共訳書にエイドリアン・フォーティー『言葉と建築──語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会、2006)、共著書に柳沢田実編『ディスポジション:配置としての世界』(現代企画室、2008)。分離派建築会についての論文を準備中。

2010年夏から秋の建築展レビュー2

展覧会のテーマ

彦坂尚嘉+天内大樹+五十嵐太郎+松田達

2010年9月22日 新宿御苑近辺某所 MP3 8.4MB 18'21''

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五十嵐──豊田市美術館で行なわれた石上純也さんの展覧会は初日に間に合わなかったんですね。翌日の新聞には間に合わなかったことが事件として扱われていました。最近の展覧会ではこんな事件はないような気がするんですが、昔のアーティストは平気で間に合わない、という事件は起こしてたんですか?......

出演者プロフィール

彦坂尚嘉
1946年生まれ。ブロガー。美術史批評家。立教大学大学院特認教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会幹事。気体分子ギャラリー主宰。

天内大樹
1980年東京生まれ。2008年東京大学大学院(美学芸術学)博士課程単位取得満期退学。現在日本学術振興会特別研究員(PD、大阪大学)、國學院大学兼任講師。共訳書にエイドリアン・フォーティー『言葉と建築──語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会、2006)、共著書に柳沢田実編『ディスポジション:配置としての世界』(現代企画室、2008)。分離派建築会についての論文を準備中。

2010年夏から秋の建築展レビュー3

展覧会の意義について

彦坂尚嘉+天内大樹+五十嵐太郎+松田達

2010年9月22日 新宿御苑近辺某所 MP3 8.8MB 18'13''

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天内──美学との関係についてはわからないのですが、個人的には『カオスラウンジ』がそんなに騒ぐことだったのだろうか、と思っているのですが。
五十嵐──確かに、この展覧会は作品の良さを売りにしているのではなくて、方法論で......

出演者プロフィール

彦坂尚嘉
1946年生まれ。ブロガー。美術史批評家。立教大学大学院特認教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会幹事。気体分子ギャラリー主宰。

天内大樹
1980年東京生まれ。2008年東京大学大学院(美学芸術学)博士課程単位取得満期退学。現在日本学術振興会特別研究員(PD、大阪大学)、國學院大学兼任講師。共訳書にエイドリアン・フォーティー『言葉と建築──語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会、2006)、共著書に柳沢田実編『ディスポジション:配置としての世界』(現代企画室、2008)。分離派建築会についての論文を準備中。

2010年夏から秋の建築展レビュー4

ジャパニーズ・ジャンクション

彦坂尚嘉+天内大樹+五十嵐太郎+松田達

2010年9月22日 新宿御苑近辺某所 MP3 6.4MB 15'58''

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松田──海外の大学に在籍していた日本の学生が、当地でつくった作品を展示する「ジャパニーズ・ジャンクション」という展覧会が南洋堂で行なわれています。7カ国ほどの大学の学生が集まっているのですが、展示を見るとその国の特性が見えるような気がします......

出演者プロフィール

彦坂尚嘉
1946年生まれ。ブロガー。美術史批評家。立教大学大学院特認教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会幹事。気体分子ギャラリー主宰。

天内大樹
1980年東京生まれ。2008年東京大学大学院(美学芸術学)博士課程単位取得満期退学。現在日本学術振興会特別研究員(PD、大阪大学)、國學院大学兼任講師。共訳書にエイドリアン・フォーティー『言葉と建築──語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会、2006)、共著書に柳沢田実編『ディスポジション:配置としての世界』(現代企画室、2008)。分離派建築会についての論文を準備中。
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建築についてのさまざまな話題を音声番組として全国配信する「建築系ラジオ/ r4」。音声が持つ可能性とネットのアーカイブ性を組み合わせた、新しい建築メディアの試みです。「r4」は、パイロット版を経て、4人のコアメンバー が4つの"r"をキーワードとしてあげることから名付けられました。建築家への インタヴューの他、学生を交えた連載番組や、公開討議など、多彩な構成 で、建築について語ります。

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