中村竜治インタヴュー2

すかすかなもの

中村竜治+松田達+天内大樹+櫻間裕子

2009年9月 8日 中村竜治建築設計事務所 MP3 17.6MB 25'37''

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天内──中村さんの作るプロダクトや内装、今回のオペラ「ル・グラン・マカーブル」の舞台装置は、同じルールを反復することによってかたちができているということです。先ほど、このようなかたちを生み出すのは、"すかすかなもの"を作りたいからだと仰っていたと思います。"すかすかなもの"が目標として設定されるにあたって、どのようないきさつがあったのでしょうか。
中村──偶然でもあります。以前、プロジェクトで"すかすかな壁"を作らなくてはいけないことがありました。青木淳事務所にいた時に、風や視線は通るけれど、人は通れない壁を作る、という指令が出たのです。その時は、エキスパンドメタルを四角に組み上げて積んでいくことしか思いつかなかったのですけれど、独立後に波板を使う方法を思いついたのです。...

出演者プロフィール

中村竜治
1972年長野県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了後、青木淳建築計画事務所を経て、2004年中村竜治建築設計事務所設立。主な仕事に、shortcut/JIN's GLOBAL STANDARD 流山、insect cage/DEROLL Commissions Series 1: box、catenarhythm/「散歩-ミナペルホネンのリボンプロジェクト展」空間構成、atmosphere/オペラ「ル・グラン・マカーブル」舞台美術、blossom/private dining of les halles de saison sageなど。主な受賞に、グッドデザイン賞、JCDデザインアワード大賞、THE GREAT INDOORS AWARD(オランダ)など。
http://www.ryujinakamura.com/

天内大樹
1980年東京生まれ。2008年東京大学大学院(美学芸術学)博士課程単位取得満期退学。現在日本学術振興会特別研究員(PD、大阪大学)、國學院大学兼任講師。共訳書にエイドリアン・フォーティー『言葉と建築──語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会2006)、共著書に柳沢田実編『ディスポジション:配置としての世界』(現代企画室2008)。分離派建築会についての論文を準備中。

櫻間裕子
1982年生まれ。大阪大学大学院文学研究科(美学・芸術学)博士後期課程在籍。2007-08パリ・ラヴィレット建築大学へ留学。現在、20世紀後半のイタリア建築・デザイン論を中心に論文執筆中。
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建築についてのさまざまな話題を音声番組として全国配信する「建築系ラジオ/ r4」。音声が持つ可能性とネットのアーカイブ性を組み合わせた、新しい建築メディアの試みです。「r4」は、パイロット版を経て、4人のコアメンバー が4つの"r"をキーワードとしてあげることから名付けられました。建築家への インタヴューの他、学生を交えた連載番組や、公開討議など、多彩な構成 で、建築について語ります。

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