京大学生の卒業設計
高松研究室学生+梅林克+松田達+五十嵐太郎+山田幸司
2009年10月11日 ASPHODEL MP3 28.8MB 41'53''
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左から、政所顕吾《IDIUM》、上園宗也《再生医療都市》、千葉美幸《登る都市は近づく》、平野利樹《祝祭都市》 撮影:平野利樹
松田──第3部は、皆さんの展示作品のプレゼンテーションを行なってもらいたいと思います。
政所──僕は、卒業設計は地元でやろうと決めていました。生まれが鹿児島なので、鹿児島そのものを表象するような建築を構想しようと決めて、取り組みました。......
上園──僕は1回生の時から卒業設計は医療に関係したものをやりたいと思っていました。ちょうど3回生の終わりに京大の山中伸弥教授が再生医療に関するIPS細胞を発見されて、再生医療に対する進路が開けた頃、4回生になったのです。それで卒業設計は再生医療が本格化した社会において、病院がどのようになるのか考えた計画をしました。......
千葉──《登る都市は近づく》という山のような建築をつくりました。都市に人間の居場所もできないかと考えて、そそり立つような巨大な壁面を砕いていきました。......
平野─僕は卒業設計では《祝祭都市》という、大阪の都心部に建つ結婚式場を作りました。
出演者プロフィール
高松研究室学生
政所顕吾+平野利樹+上園宗也+千葉美幸
梅林克
1963年京都府生まれ。建築家。1987年大阪芸術大学芸術学部建築学科卒業。1987-94年、高松伸建築設計事務所勤務。1994年F.O.B Association設立。1999年益永みつ枝、藤脇慎吾らとともにF.O.B HOMES設立。立命館大学・京都精華大学・東京都立大学・京都大学、非常勤講師。1997年「AURA」で住宅建築賞受賞。2005年「BLANCREA」でグッドデザイン賞受賞