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41 イギリス
産業革命発生の地イギリスでは産業革命後、新たに生じた中産階級や工場労働者の為の革新的な住宅計画や住宅都市計画が、19世紀後半から20世紀初頭に掛けて実現している。農村から都市へ流入した大量の住宅需要がもたらした劣悪なスラムに対抗する社会活動家や建築家達の、止むに止まれぬ理想郷を求めた行動や芸術運動が、実現の源になっている。おそらく建築家が職業として一般的小住宅や住宅中心の都市計画へ、社会的側面から積極的に取り組んだ史上初めての試みであろう。それはウイリアム・モリスの「アーツ・アンド・クラフト運動」やエベネザー・ハワードの「田園都市構想」であり、当時の建築家たちのデザイン運動ドメスティック・リバイバル「住宅の復興」等である。
今回はそれらを代表するウイリアム・モリスの自邸《赤い家》、最初の田園都市《レッチワース・ガーデンシティー》最初の近郊住宅都市《ハムステッド・ガーデンサバーブ》、伝統様式からの脱皮「バナキュラー・リバイバル」のモチーフとなった「コッツウォルズ地方の街々」へ、現代住宅のルーツを探りに訪れた。加えて、サステイナブル・ハウジング事例調査研究先の実験的住宅2例を紹介する。
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pic フィリップ・ウェブ《ウイリアム・モリス「赤い家」》 [1] [2] [3] [4] [5]
pic パカーアンドアーウィン《レッチワース・ガーデンシティ》 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]
pic パカーアンドアーウィン《ハムステッド・ガーデンサバーブ》 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
pic ウインドミル・イン
pic ヘンリーストリートの家
pic ハーバードハウス、ガーリックイン
pic ハーフティンバーの街並み [1] [2] [3] [4]
pic 街並み [1] [2] [3] [4] [5] [6]
pic ウイリアム・グリヴェルハウス
pic パイク・コテッジ
pic ビル・ダンスター《BedZED》 [1] [2] [3] [4] [5]
pic British Research Establishment(BRE)《実験住宅 ミレニアム・ハウス》 [1] [2] [3] [4]
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Photo Archives|五十嵐太郎
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2018-04-26
