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132 マンハッタン

132 マンハッタン

ニューヨーク・マンハッタンの建築というと〈スカイスクレイパー〉と呼ばれる世界的に有名な超高層建築群を想起するが、今回は、超高層建築が高密度で集まるマンハッタンの地上に広がる広場や公園、低層から中層の建築を紹介する。

高密度であるために、一見窮屈そうであるが、地上には多種多様で豊かな空間が創造されている。公園や広場、教会などの歴史的建造物、美術館や巨大なオブジェが地上を彩る。そういった場所に人々が集まり、さらに空間を豊かにしている。
街を歩いているとすぐに目に入るのが、街中に点在する巨大なオブジェである。抽象的なキューブから、クリスマスの装飾品、ブランドもののバッグをスケールアップさせた巨大なものまでさまざまなオブジェに人が集まっている。身近な物をスケールアップしたオブジェには超高層ビル特有の巨大な建築の持つ冷たさがなく、親しみやすい暖かさがある。
マンハッタンの公園といえば、セントラル・パークであるが、街の至るところにある小規模から中規模の公園も大きな役割をはたしている。アベニュー・オブ・アメリカ沿いにあるブライアント公園は、まわりが高層建築に囲まれる街の一角にある。公園に併設されているニューヨーク公立図書館や公園内に設置されている店舗により、広いとは言えない公園の敷地内に多様性が生まれている。また冬になると公園の中央部がアイスリンクになり、季節によって違った表情を見せるのもこの公園の魅力である。また、オフィス街の中にある小規模な屋外施設であるサミュエル・ペイリー・プラザは、オフィスに通う人々が集まるオアシスとなっている。人工の滝があり、オフィス街の喧騒から人々を解放する。
MoMAを始めとする美術館にも多くの人々が集まる。作品鑑賞のためだけでなく、公園のように憩いの場を求めてやってくる人も多い。MoMAの中庭には老若男女問わず人が集まり、読書や談笑をしている。また、メトロポリタン美術館の正面玄関の大階段には、階段をベンチとして利用する人々で賑わいをみせる。

ここに紹介する写真は、2010年から2011年にかけて撮影されたものである。



[撮影者:三浦和徳(東北大学)]

→ 「公開の原則と著作権について」

pic  谷口吉生&KPF《ニューヨーク近代美術館》

pic  リチャード・モリス・ハント《メトロポリタン美術館》

pic  フランク・ロイド・ライト《グッゲンハイム美術館》

pic  トッド・ウィリアムズ&ビリー・ツィン《アメリカン・フォーク・アート美術館》

pic  SANAA《ニュー・ミュージアム》

pic  モーフォシス《クーパー・ユニオン・アカデミック・ビル》

pic  国立アメリカ・インディアン博物館附属ジョージ・グスタフ・ヘイ・センター

pic  ヘルツォーク&ド・ムーロン《ボンド40アパートメント》

pic  リチャード・アップジョン《トリニティ教会》

pic  カレール&ヘイスティングス《ニューヨーク公立図書館》

pic  ブライアント公園

pic  ミース・ファン・デル・ローエ+フィリップ・ジョンソン《シーグラムビル》

pic  タイムズ・スクエア

pic  シュレーヴ+ラム&ハーモン《エンパイア・ステート・ビルディング》

pic  オブジェ

pic  ザイオン&ブリーン《サミュエル・ペイリー・プラザ》

pic  スティーブン・ホール+ヴィト・ア・コンチ《ストアフロント・美術建築ギャラリー》

pic  ジャン・ヌーヴェル《マーサー40集合住宅》

pic  ジョージ・B・ポスト《ニューヨーク証券取引所》

pic  クック+フォックス・アーキテクツ《バンク・オブ・アメリカのビル》

pic  トーマス・H・ラム+フィリップ・スタルク《パラマウント・ホテル》

pic  ニューヨークの風景

 


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