201704

フィールドワークの諸相──「野」の歩き方

研究機関や既存の学問的枠組みによらないより自由な「まちと関わるための方法(フィールドワーク)」は、どのようにして可能でしょうか。
建築家の笠置秀紀氏の論考では、1960年代以降にみられるワークショップの方法や多様な「まち歩き」の実践をたどりながら、これからのフィールドワークのあり方を示し、美術家の大山エンリコイサム氏は、グラフィティ・ライターの観点から都市を経験するための歩行術を論じます。各地でフィールドワークの方法論「キャンプ」を展開する加藤文俊氏と、在野研究者の荒木優太氏による対談では、既存の枠組みにとらわれず自由に「野」を渉猟しながら学ぶための姿勢を討議します。各論者によるフィールドワークのためのブックガイドつき。

エクスペリメンタル・フィールドワーク・ガイド

笠置秀紀(建築家)

夜の登歩──グラフィティ・ライターと都市の自然

大山エンリコイサム(美術家)

フィールドワークと在野研究の現代的方法論

加藤文俊(慶應義塾大学環境情報学部教授)+荒木優太(在野研究者)

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