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ケンチクトークセッション「都市のパブリックをつくるキーワード」(港区・9/24、11/18)

建築家が公共的な建築に取り組むとき、どんなことを考え、何を理想としているのでしょう。
1985年に創業したスパイラルは、都市における公共空間を思考・実践してきた槇文彦氏によって設計されました。民間の複合文化施設でありながら、人々が思い思いに過ごすためのエスプラナードと名付けられた立体的な街路空間を屋内に取り込み、またそのシークエンスの中で文化と出会うということが意図されています。
それから30年以上が経過し、建築を取り巻く環境、役割も少しずつ変化してきました。グローバル化は都市間競争をドライブさせ、都市経営的視点は官民の協調的な開発を生み出してきました。同時に人口減少局面を迎え、各地に発生している空き家などの空間的余白を、コミュニティ形成を促す場としてマネジメントすることも求められています。
あらゆる分野における情報化、製造環境の変化、AIなどの人そのものの拡張を迫るような技術革新が、建築に新しい可能性を突きつけています。そのような多面的な変化を前に、今、改めて都市における公共空間としての建築の有り様とその意義を問い直したいと思います。
本連続講座では、実際に各地の公共建築の設計に取り組んでいる建築家をお招きし、実践を通した思考にふれるとともに、これからの都市に求められる公共空間を考える上でのキーワードを探っていきます。
すでに建築に興味のある方も、これから深く知ってみたいという方も是非ご参加ください。[ウェブサイトより]


内容
■第2回(9月24日)
講師:西田司(オンデザイン代表)
建築を「開く」ことで、新しい場所性の獲得を試みるon designの西田司さん。震災をきっかけに関わることになった宮城県石巻市では地域の人を巻き込みながら開かれたコミュニティづくりに取り組み、on designが拠点とする横浜でも野球スタジアムを野球ファンだけでなく公益性という観点から地域住民、観光客に開くことで街の風景を変える取り組みを進めておられます。そこには、その街ならではの小さな共感の渦を広げていくという、公共への現在的なアプローチが存在しているようです。
トークでは、そうした小さな共感を生むための建築的実践について、西田さんが訪れた各地の事例も交え、じっくりお話いただきます。また会場となっているスパイラルにも目を向け、この建築が持つ公共性の背後にはどのような共感が存在しているのかを、青山という街との関係から考察を試みます。後半には参加いただいた皆さんと一緒に、賑わいだけでない、各々が暮らす街にふさわしい公共的な場のあり方について議論していきたいと思います。

■第3回(11月18日)
講師:藤村龍至(RFA主宰/東京藝術大学美術学部建築科准教授)

ファシリテーター:川勝真一

会場
スパイラルルーム(スパイラル9F)
(東京都港区南青山5-6-23)

定員
各回40名

受講料
各回 一般 3,000円(税込)/学生 2,500円(税込)

申し込み方法は、ウェブサイトをご覧ください

主催
株式会社ワコールアートセンター

ウェブサイト
www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2652.html




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