美術館史年表美術館Book Guide変容するミュージアム──21世紀美術館研究

Ver1.0
1921-1940

フィリップス・コレクション開館[ワシントン] 
ダンカン・フィリップスのコレクションを公開したもの。北米で最初の近代美術館


アレグザンダー・ドルナー、ハノーファー州立美術館長に就任
徹底した時間順展示と、各時代ごとの特殊性を重視した会場構成を行なう


クルト・シュヴィッタース、雑誌『メルツ』創刊
《メルツバウ》開始[ハンブルク]

《バウハウス作品》展

デ・ステイル》展[レフォール・モデルヌ画廊、パリ]

《ベルリン美術》展でエル・リシツキー
「プロウン・ルーム」をデザイン
壁、天井、床に配されたオブジェクトによって
視線と身体の循環運動を引き起こす仕組み

リュクサンブール美術館[パリ]
フランス出身以外の作家の作品を収蔵・展示する別館を建設


朝鮮民族美術館開館


第1回《シュルレアリスム》展[パリ]

《国際装飾・産業芸術》展[パリ] アール・デコの到来

《新即物主義(ノイエ・ザハリヒカイト)》展[マンハイム市立美術館]


テイト・ギャラリー開館[ロンドン]
イギリス出身以外の芸術家の作品も展示

リュクサンブール美術館の展示作品変更
以後、カイユボットの印象主義コレクションが中心となる

第1回《日本写真美術》展

《国際美術》展[ドレスデン]
エル・リシツキーが会場の一室をデザイン。
視点の移動によって色の変わる壁や、スライド式に動く二重の壁など、
観者の積極的な参加を促す仕組み


《ヴァイセンホーフ国際住宅》展(第2回《ドイツ工作連盟》展)
[シュトゥットガルト]


エル・リシツキー、ハノーファー州立美術館「抽象芸術の部屋」をデザイン


ニューヨーク近代美術館開館
初代館長=アルフレッド・バー・ジュニア
理事であるロックフェラー夫人およびブリス夫人の意向を反映して、
開館展はフランス近代美術の巨匠を扱った《セザンヌゴーギャン
スーラヴァン・ゴッホ》展であったが、
続いて《現存アメリカ人芸術家19人》展を開催。
この当時は5番街のヘクシャー・ビルの1フロアを会場に用いていた

《国際抽象芸術》展[チューリッヒ]

ル・コルビュジエ「世界美術館」案
ジュネーヴを予定地とした世界文化センター「ムンダネウム」案の一環


アルフレッド・バー・ジュニア(ニューヨーク近代美術館館長)、フィリップ・ジョンソンと共に、
ニューヨーク市内6番街のショーウィンドウを用いて《落選建築家たち》展を開催
バー・ジュニアは同年中にアメリカ初の本格的マティス回顧展を開催

サミュエル・コートールド、ロンドン大学にコレクションを寄贈
(現在のロンドン大学附属コートールド美術研究所ギャラリー)
続いて34年にはロジャー・フライも自らのコレクションを寄贈する

ホイットニー・アメリカ美術館開館[ニューヨーク]


《モダン・アーキテクチャー》展[ニューヨーク近代美術館]
企画=フィリップ・ジョンソン、ヘンリー・ラッセル・ヒッチコック。
二人は展覧会カタログとは別に『インターナショナル・スタイル』を出版。
以後1938年まで、内容に変更を加えながら各地を巡回。
この年美術館は現在の敷地(西53丁目11番地)に移転

現代外国美術館開館[パリ]


《シカゴ万国博覧会》開催 テーマは「進歩の世紀」

《近代美術のアメリカ源泉:アステカ、マヤ、インカ》展[ニューヨーク近代美術館]

《抽象=創造(アブストラクシオン・クレアシオン)》展[パリ]


《マシーン・アート》展[ニューヨーク近代美術館]
企画=フィリップ・ジョンソン


サンフランシスコ近代美術館開館[アメリカ]

クレーラー=ミュラー美術館開館[ロッテルダム(オランダ)]

《アフリカの黒人美術》展[ニューヨーク近代美術館、3月]


日本民藝館開館[東京・駒場] 企画=柳宗悦 民芸運動の拠点に

ファン・アッベ市立美術館開館[アイントホーフェン(オランダ)]

《キュビスムと抽象芸術》展[ニューヨーク近代美術館]

《幻想芸術・ダダ・シュルレアリスム》展[ニューヨーク近代美術館]
子供や精神障害者の作品、15、16世紀の幻想美術と共に
ダダ、シュルレアリスムの作品を展示


《パリ万国博覧会》開催 パレ・ド・シャイヨ、パレ・ド・トーキョー完成
リュクサンブール美術館のコレクションはパレ・ド・トーキョーに移され、
パリ市立美術館として新規開館

ミュンヘン美術館開館 《頽廃芸術》展、第1回《大ドイツ美術》展開催される[ミュンヘン]

非対象(非具象)絵画美術館開館[ニューヨーク]


《国際シュルレアリスム》展[ボーザール画廊、パリ]
企画=アンドレ・ブルトン、ポール・エリュアール

東京帝室博物館開館 設計=渡辺仁(1931年コンペ開催、前川國男案。1937年竣工) 帝冠様式

《バウハウス1919−1928》展[ニューヨーク近代美術館]


《ニューヨーク万国博覧会》開催 テーマは「明日の世界」

ロベール・ドローネー、第1回「新現実」サロンを開催[パリ]

ニューヨーク近代美術館改築竣工
設計=フィリップ・L・グッドウィン、エドワード・ダレル・ストーン。
テーマは「明日の世界」

《ピカソ:彼の芸術の40年》展[ニューヨーク近代美術館、1939年11月−1940年1月]
アメリカ初の本格的ピカソ回顧展

ル・コルビュジエ「無限拡大の美術館」案


ニューヨーク近代美術館、写真部門を設置 部長=バーモント・ニューホール

《シュルレアリスム国際展》[メキシコ美術画廊、メキシコ]
企画=アンドレ・ブルトン

1901-1920
1921-1940
1941-1960
1961-1980
1981-2000