10+1web site
都市の「シェルター」をリサーチするプロジェクト「Shelter Studies」。サンパウロ、カラカス、ボゴタ、ニューヨーク、ジュネーヴ、パリ、ロンドン、イスタンブール……世界の都市を巡り、そこに住まう人々への30のインタヴュー|Shelter Studies is project to research various 'Shelter' by Keisaku Fukuda+Robert Schmidt+Gonzalo Velez. They interview 30 key persons living in vulnerable urban space.|Powered by MT 2.65Syndicate this site


氏名: ルチアーノ・フランセリ
職業: 「ビバ・リオ」スタッフ
国籍: ブラジル
収録日: 2006年10月18日
URL: http://www.vivario.org.br/english/


ルチアーノは、「世の中をよりよくする」という思想を追究する、教養あるブラジルの若者である。必ずしも非営利の仕事に従事することが彼の夢ではなかったが、彼は仕事を見つけ、現在彼は、思想と情熱を持ち続けるための格闘を続けている。彼の仕事は、コミュニティや彼の働く組織から生まれた素晴らしいアイディアを実現するため、資金集めに奔走することである。

なぜビバ・リオで、こういった仕事をするようになったのか教えてもらえますか?
まだ若かったころ、ビバ・リオについて知って、その活動を集会活動や活動家をテレビやラジオで見ました。それらの活動から学んだことはありましたし、こういった活動が好きでしたが、いつかそこで働くようになるとは思ってもいませんでした。大学を卒業し、そこでは社会コミュニケーション手法について学んでいたのですが、ビバ・リオへ履歴書を送り、面接を受けることができたのです!

いままで見てきた活動のなかで、ポジティヴなことはありましたか?
われわれが行なう社会活動はすべて、平和と社会的平等を目指しています。それはコミュニティへの参加意識であり、同じ街に住む貧しい人と恊働していく感覚です。これらをとおして、私は特別な希望を持つことができました。なぜならわれわれはそれぞれに未来を持つことができると思えたからです。

ネガティヴな面はありますか?
人道支援の現場では、財政的な支援、スポンサーの有無が、時間以上に難しい問題です。アイディアを現実化するのには、多くの困難がともないます。資金がなければ実現できない訳で、アイディアを実現するのは容易ではありません。

ビバ・リオの活動との関わりのなかで、あなた自身の希望や夢を教えて下さい。
ビバ・リオは昨年度から変化の時期にあるのですが、それは大きなプロジェクトの結果が、われわれが予想していたものとは違っていたからです。われわれのミッションは、安定や社会的公平さをもたらし、社会の発展をサポートすることですが、私自身は、これらの活動をもっと違ったかたちでやっていけると考えています。そのために、私自身のなかで、現在いくつかの疑問が浮かんでいます。私がなにをできるのかわかりませんが、ミッションをやり遂げるために、このことについていままでと違った方法で考えるべきだと思います。確かなのは、私自身がこの活動を続けていくということでしょうね。